企画・設計業務
全天候型のテニスコートや陸上競技場に道路の舗装技術が生かされていることをご存知でしょうか。
また公園の遊歩道や工場の構内、店舗の駐車場など舗装は道路だけではなく様々な施設に欠かすことができません。
アートエンジニアリングでは長年培ってきた道路技術に加え、スポーツ施設や公園等の景観施設の企画・設計・監理の他、鉄道施設の調査・設計など、お客様のあらゆる技術的なニーズに的確にお答えいたします。
実施例
陸上競技場
テニスコート
公園景観舗装
万博記念公園内の自然土舗装
(サツキとメイの家)
予防的維持工法
マイクロサーフェシング(常温超薄層舗装)施工状況
予防的維持とは、軽微な破損のうちに手当てを繰り返し、ライフサイクルコストを低減させる手法です。
鉄道軌道支持力調査
小型FWD(Portable Falling Weight Deflectmeter)を用いた軌道路盤の調査状況
環境に優しい常温舗装
アスファルト乳剤混合物の施工状況
アスファルト乳剤の概要
アスファルトは常温において半固体の材料であり、これを使用するためには以下の方法が考えられます。
1. 加熱により粘性を小さくする → 化石燃料の消費、CO2の発生
2. 溶剤を混合して粘度を小さくする → 有機溶剤が大気、人体に悪影響を与える
3. 乳剤にして粘度を小さくする → 常温で使用できるので環境にやさしい。
アスファルト乳剤は、アスファルトを乳化して製造します。この乳化とは水中に油であるアスファルトを分散させることです。水と油は混ざりませんので界面活性剤という薬品を使用します。私達の身の回りで言えば、油のこびりついたお皿はいくら水で洗い流してもきれいになりませんが洗剤を使えばたちどころにきれいになります。この洗剤も界面活性剤です。
アスファルト乳剤とは、水中に微細なアスファルト粒子が分散しているコロイドなのです。このアスファルト乳剤中の水分がなくなればアスファルトに戻り、アスファルトが持つ本来の物性を発揮します。
アスファルト乳剤中の水分が蒸発してアスファルト化するまでのプロセス
(アスファルト乳剤の分解プロセスは水分の蒸発以外にもあります)
このようにアスファルト乳剤は、熱源を用いず常温で使用できるため、地球温暖化の原因物質といわれているCO2を排出することのない環境にやさしい舗装材料です。
アスファルト乳剤を使用した主な工法をご紹介します。
n マイクロサーフェシング
n 路上路盤再生工法
n チップシール
n プライムコート、タックコート
n 常温混合物
n 常温目地材
n 競輪場、テニスコート、遊歩道塗布材料 など